読めない漫画だらけの漫画好き

自分の場合、そのジャンルのものが広範的に好きという事はあまりなくて、
では狭く深くかというとそれも少し違う気がしてて、

人からはマニアックなタイプに見られがちなのですが、
知識の深さというよりは作品のある部分に対しての愛情の深さは強いかも、と。
評価するベクトルの違いをつっこまれる事もしばしば。

漫画は自分のこれまでの人生過程においてどの時期も重要なものであり、
時には励まされ、癒され、影響され、感性を磨いてもらった。

原点

ONE PIECEは自分が小学生低学年の頃スタートし、
今現在も連載中。ずっと愛読してる漫画です。

熱中したエピソードもあれば、そこまでじゃ無いものもあって、
好きな漫画の序列は時期ごとに変動してきましたが、
ずっと発売当日に買い続けてきました。
ルフィの冒険もいよいよセミファイナル。

とにかくスケールの大きい作品で、
世界と歴史を綿密に練り込まれた設定の元描かれた、
縦にも横にも深く壮大な物語。
非常に秀逸な伏線が膨大に張り巡らされていて、
単純に見えてかなり複雑な作りになってます。

ONE PIECEのキャラクターはほとんど心の声が描かれません。
繊細な心理描写は基本無いのですが、キャラクターがまるで生身の人間
かのように生きてように感じる。
人間臭い感じっていうか。
そして何より言葉に力がある。

設定や世界観など自称無限中二病の自分には刺さる要素が盛り沢山。

特に「悪魔の実の能力」というキャッチーさと設定の奥深さ、
「懸賞金額」をキャラの強さや危険度のバロメーターとして用いる手法は
厨二心を擽ります。

古参の読者がいくら歳をとっても、
或いは大人になってから初めて読み始めた読者も、
童心を失っていなければきっと楽しめる作品です。

厄介なこだわり

ところで、私は青年漫画を全く読めません。
大人の世界を描いてる、題材がビジネスやギャンブルや恋愛だったりする事も、
ワクワク出来ないんです。(漫画限定、映画やドラマは別です)

異世界転生ものも読めません。代表的なパターンでいえば、
美少女キャラに囲まれたハーレム構成やRPGゲーム的な世界観が受け入れられないのです。
(逆にゲームプレイはRPGしかやりません)

もっといえば普通の少年漫画でも多くはキャラクターデザインや
作風が苦手で読めなくなっちゃう。

自分は読めない漫画だらけの、漫画好きなのです。

あらゆる好きなコンテンツにおいて同様のこだわり、偏りが生じてしまい、
結果的に楽しめる幅を狭くしてる。。

もう少し色々な作品を楽しめるようになったらいいな。
って思わなくも無いです。

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